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「恐怖箱 蟻地獄」

8冊目。今月はコレで打ち止めでしょう。読みさしが3冊と、来月以降は怪談本がどっちゃり出てくるので、もう少しペースアップするものと思われます(笑)

ということで、今回のご紹介は竹書房文庫から出ている「恐怖箱 蟻地獄」(原田 空・矢内倫吾・高田公太著)でございます。結局、3冊立て続けに怪談本です(笑)

こちらは「超怖」シリーズとは別ラインのシリーズ(根っこは同じでしょうけど)で、超-1グランプリ出身の著者3人による実話怪談の競作本です。すでに10冊を超えるシリーズとなっており、うち1冊(創作怪談本)を除いて、すべてをここでも紹介しています。で、そのシリーズ最新刊がこの本。

構成は読んでいて安心のオーソドックスな実話怪談本。オーソドックスな構成とは裏腹に、こちらも結構ヘビーな話が収録されています。淡々と語られているので、それで怖さが和らいでいるところがあるかも知れませんが、冷静に想像してみると実に気味の悪い、怖い話のオンパレードです。この本は特にスプラッター系のお話が多いかも知れません。なので、想像力豊かな人が読むと、気分が優れなくなることがあるかも。

シリーズものなので、つい内容もたるみがち、と思いきや、テンションは非常にいいところで一定しているように思えます。極端にエスカレーションすることもなく、さりとてテンポのいい軽い話になりがちになることもなく、ストレートに怖い本で続いている感じです。この本もそういう意味で堪能できる1冊です。グロな話が入っているので、苦手な人は不向きでしょうが、怪談好きならぜひ。強くオススメです。

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