「華族総覧」
もう10月も残り5日だったりしますが、今月の1冊目。で、ストックが5冊あります。すっかり書けずに放置しちゃいました。とっとと書いていきます。
ということで、今回のご紹介は講談社現代新書から出ている「華族総覧」(千田 稔著)でございます。まずは新書からスタートということで。
で、実はこの本を買って、読み始めたのが約4ヶ月前。おそらく新刊で出てすぐに買っているはずなんですが、読むのにとんでもなく時間がかかってます。
それというのも、この内容。タイトルのごとく、日本全国北は北海道から南は沖縄まで、各都道府県から輩出された「華族様」をずらりと集めて、その事績をひたすら載せている、というもの。小説でもないのに、新書にしては珍しい上下二段組みで、文字も小さく、とにかく情報量だけは半端じゃない上に、ページ数にして600ページ超、掲載人数にして300人超、という型破りな1冊です。
なので、とにかく読み進めるのに時間がかかるわけです。サイズで言うなら京極夏彦の「京極堂」シリーズなんかが似たようなサイズですが、あちらは小説。こちらは淡々と事実関係を載せているだけなので、途中で飽きが来る(笑)。ということで、読了までにこれほどの時間が必要になってしまいました。
読んでいて飽きが来るのは間違いないんですが、その載っている情報自体は非常に精緻で、資料として考えると極めて価値の高い本だと思います。読み物としては、本家だ分家だやれ何だ、と入り組んでいる人間関係と背後の事実関係が邪魔をしている上、文章に抑揚がないので(抑揚を付けて読ませる内容じゃないですが)、読みづらいというのが本当のところ。
こんな大部の本なので、売れていないかと思いきや、発売からしばらく経った今も、お店によっては平積みされているので、ボチボチ売れているのかも知れません。万人向けじゃありませんが、興味があれば。
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