新書:小説

「還らざる道」

4冊目。変わらずストック1冊です。やっぱり厚めの本をバリバリ読んでる関係で、冊数が増えません。ま、その方が書くのも追いついていいんですけど(笑)

ということで、今回のご紹介は祥伝社NONNOVELから出ている「還らざる道」(内田康夫著)でございます。あまり推理モノを読まないワタクシが好んで止まない浅見光彦シリーズでございます。

ま、浅見光彦シリーズの「新書」最新刊となりますが、前回読んだ「棄霊島」が11月の話で3ヶ月前。思いの外新刊が出ないので(それでも3ヶ月で新刊が出てるんですけどね)、あまり冊数が増えないんですけどね。前にも書いてますが、実際には新書サイズ以下の新刊が出るたびに買っているので、冊数は100を超えてます。引き返して読み直してもいいんですが(犯人忘れてるし・笑)、再読しているものも何冊もあるので、なかなか。

で、今回の話は長野と岐阜の山奥を舞台に、不審な殺人事件をきっかけに過去にさかのぼる不正を暴く、みたいなお話です。

この作品はそこそこ厚めですが、新書で1冊になっているので前回の「棄霊島」に比べると、ボリュームもさほどではないです。が、サクサク読んでいってテンポ良く謎が明らかになっていき、さらに見事に伏線がつながる、というあたり、さすがです。

逆にさっぱり終わってしまう、という印象もなきにしもあらずですが、戦争にまつわる重いテーマを扱っているわけでもなく、シリーズではよくある終わり方なので、これがあるべき姿なのかな、とも思うワケです。

とりあえず、誰かが何も言わなくても勝手に売れていく本だと思いますが、ワタクシも強くオススメさせてもらいます(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「棄霊島」(上下巻)

3冊目。ストック4冊あるので、とっとと書きます。

ということで、今回のご紹介は祥伝社NONNOVELから出ている「棄霊島(上下巻)」(内田康夫著)でおございます。久しぶりの本格的小説でしょうか。

ご存じ、浅見光彦シリーズの100冊目となる記念碑的な作品だそうで、それを読了した後に知りました(笑)。このシリーズは文庫か新書でしか読んでいないのですが、かなり久しぶりに読んだような。実際、著者も浅見光彦シリーズとは関係ない歴史小説を書いてたり、靖国神社のお話を書いてたりしてたようで、そりゃこのシリーズの本が出てこないわけです(笑)

内容はというと、長崎と軍艦島を舞台に戦中から戦後の混乱期に起きた悲劇が根っこにある殺人事件を浅見光彦が追う、というようなもの。このシリーズではよくあることですが、「長崎殺人事件」で登場した人物やヒロインも登場します。

ま、戦争が絡んでいるお話だけに全体に重いトーンの内容になっています。ここ何作かは長い上にそんな内容のお話が多いような気がするんですが、それでもぐいぐい読ませるのはさすが。シリーズの強みというか、作家の手腕というか。

新書とは言え上下巻で、そこそこ厚みもあるので、フツーに読めばそれなりに時間もかかるでしょうが、テンポよく読ませてくれるので飽きさせません。オススメです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「悪魔の種子」

今月は割といいペースで読んでいるかも知れないです。今月6冊目の読了本です。残り2週間弱でもう4、5冊読めるといい感じですね。

ということで、今回は幻冬舎新書から出ている「悪魔の種子」(内田康夫著)でございます。

内田康夫と言えば、知る人ぞ知る「浅見光彦シリーズ」ということで、これもそのシリーズの1冊です。版元によっては、あまりに冊数が多いので巻末にシリーズ一覧が載っているんですが、この本にも載っていまして、それによると143冊目の本になるようです。

もっとも小説以外の本も含まれているので、実際はもう少し少なめ、それでも120冊前後くらいはあるんじゃないでしょうか。基本的に新書以下のサイズになっているものはすべて読破しているので、ウチにはかなりの冊数があることになりますな(笑)

ミステリーなので、スジを言っちゃうと身も蓋もなくなるんですが、遺伝子組み替え作物の問題と日本の農業政策にまつわるお話を枠に事件が起こります。

舞台は新潟の長岡を中心に霞ヶ浦やら大潟やらあちこちに飛んで展開するんですが、お話の最後に新潟県中越地震が発生するくだりがあります。執筆時期がちょうどそのあたりにかかっていたようで、あとがきにも著者が不思議なことがある、みたいな書き方でこのことに触れています、

ちなみにワタクシがコレを買ったのは、7月16日。折しも新潟県中越沖地震が発生したその日です。その日に中越地震に関わる話を買ったのも不思議を感じました。

全体としてはかなり読ませる本になってます。1冊前の「風の盆幻想」は読み進める途中で犯人が見えちゃうので、今ひとつおもしろみに欠けるところがあったんですが、コレはかなり後まで犯人が見えてきません(ってそれが当たり前と言えば当たり前なんですが・笑)。サイズもボチボチなので、気楽に読むにもピッタリ。オススメです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)